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2025年8月7日(木)、11日(月)

陸前高田の夏を彩る 七夕まつり(2025)

夏といえばお祭りですよね。
陸前高田市には昔から続く伝統的なお祭りが、代々受け継がれています。
夏を彩る3つの「七夕まつり」についてご紹介します!


1. 七夕まつりとは
2. うごく七夕
3. けんか七夕
4. 下矢作灯篭七夕


1. 七夕まつりとは

高田町の「うごく七夕」、気仙町の「けんか七夕」はいずれも数百年続くとされる陸前高田の二大七夕とも呼ばれる行事です。それぞれ先祖供養や豊穣の占いなどとされるこれらの七夕行事は毎年8月7日に開催されます。(下矢作灯篭七夕はお盆の開催であり、2025年の開催は8月11日です。)
同じ市の七夕行事と言っても、これまで伝統を繋いできた想いがそれぞれにあり、祭りの様相も大きく異なります。ぜひ七夕を知っていただき、8月7日と11日は陸前高田へ足を運んでくださいね!

2. うごく七夕 2025年8月7日(木)

「うごく七夕まつり」は、もともと先祖供養を目的として始まったとされる、陸前高田の夏の伝統行事です。
東日本大震災以降は、犠牲となられた方々への鎮魂の思いや、復興に向けた支援への感謝の気持ちも込めて開催されています。

地域ごとの祭組(まつりぐみ)が丹精込めて作り上げた自慢の山車(だし)を、威勢のよい「ヨーイヨイ!」という掛け声とともに市街地を練り歩く様子は、祭りの賑わいを一層盛り上げます。

震災により多くの山車が流出するという被害を受けながらも、「この祭りを絶やしたくない」という地元の方々の強い想いにより、山車は復活し、今も変わらず地域の誇りとして受け継がれ、現在は、かさ上げによって整備された市街地を、豪華絢爛な山車が昼夜にわたり巡行します。

昼間の光に映える姿も美しいですが、夜には灯りがともされ、幻想的な雰囲気をまとった山車が町を彩り、中心市街地に立ち並ぶ山車と、お囃子(はやし)の力強い演奏が織りなす光景はまさに圧巻です!

【運行日時】
2025年8月7日(木)小雨決行
◆昼の部  9:00~12:00
◆夜の部 17:00~21:00

【運行場所】
陸前高田市高田町内各所(山車組によって運行ルートが異なります)

【山車集結】
場所:アバッセたかた七夕ロード ~ まちなか広場前通り
◆昼の部 10:45~11:30
◆夜の部 18:45~19:30

【山車運行参加祭組】
大石、鳴石、和野、駅前、大町、荒町、中央、川原、長砂(計9団体)

【アバッセたかた周辺の交通規制】
交通規制についてはこちら

【駐車場】
お車でお越しの場合は、市内各所にある公共駐車場をご利用ください。
※交通規制範囲の「馬場前公共駐車場」は使用できませんのでご注意ください。

🌟おすすめ観覧場所🌟
山車集結時間のアバッセたかた周辺

🌟震災前の山車展示がアバッセたかたにて復活!🌟
◆山車展示期間:8月8日(金)~8月15日(金)
◆展示台数:3台
◆場所:アバッセたかた駐車場
*夕方頃に七夕ばやしの演奏が行われます。

【主催】
高田町うごく七夕まつり実行委員会
 
 

3. けんか七夕 2025年8月7日(木)

およそ900年の歴史を持つとされる「けんか七夕」は、陸前高田市・気仙町今泉地区で行われる伝統行事で、岩手県の無形民俗文化財にも指定されています。

「東北の奇祭」とも称されるこの祭りの見どころは、なんといっても豪快に山車同士がぶつかり合う「けんか」です。
山車には長い綱が取り付けられ、山車頭の「引けー!」という威勢のよい掛け声とともに、地元の方や見学に訪れた参加者たちが一斉に綱を引きます。勢いよく引き寄せられた2台の山車がぶつかる瞬間は、まさに迫力満点。

さらに、山車の中から響くお囃子が祭りを一層盛り上げ、会場全体が熱気に包まれます。

今年はどんな「けんか」が繰り広げられるのか——
ぜひその目でご覧いただき、けんか七夕の迫力と魅力を体感してください!

【運行日時・当日の動き】
2025年8月7日(木)
8:30~ 出発式(小学生による太鼓披露)
9:30~ 山車出発(山車1台)
    【運行予定経路】 けんか会場→荒町・天神前→けんか会場(~10:30)
13:40~ 今泉高台へ太鼓お披露目隊出発(※天候により変更あり)
    【運行予定経路】 けんか会場→愛宕下方面→三本松方面→けんか会場
15:00~ 『けんか』予定(~16:00)
19:00~ 夜の運行開始(けんか会場にて夜の『けんか』開始)(~21:00)

【運行場所】
陸前高田市気仙町内

【けんか場所(本部・メイン会場)】
小島麹店付近十字路(発酵パークCAMOCY周辺)

【主催】
気仙町けんか七夕祭り保存連合会

*公式情報やその他の詳細は「気仙町けんか七夕祭り保存連合会」のfacebookページをご覧ください。
 
 

4. 下矢作灯篭七夕 2025年8月11日(月)

陸前高田の「二大七夕」とは別に、矢作町の下矢作地区でも、夏の風物詩として親しまれているのが「下矢作灯篭七夕」です。

このお祭りは、かつて疫病退散を願って始まり、「上組・中組・下組」の3つの組がそれぞれ山車を作り、地区内を練り歩いていました。しかし、人口減少などの影響により長い間開催が途絶えていましたが、「もう一度この祭りを復活させたい」という地域の声が高まり、2015年に約50年ぶりに復活を遂げました。

現在は山車1台での運行ですが、東日本大震災で犠牲となった方々への鎮魂や、地域の伝統を守り伝えていきたいという強い思いが込められています。山車の前では、3種類のお囃子が披露され、その熱気と迫力は見る人の心を動かします。

そして、夜になると山車の中に灯されたろうそくの火がやさしく灯り、山車は「灯篭」そのものに。電飾を使わず、ろうそくのあかりだけで浮かび上がるその姿は、昼間とはまったく違う雰囲気に包まれ、どこか懐かしく温かい気持ちにさせてくれます。

昼と夜、それぞれに表情を変える「灯篭七夕」。ぜひ現地でその魅力を感じてみてください。

【運行日時】
2025年8月11日(月・祝)
◆昼の部 14:00発
◆夜の部 18:00発
*発着:下矢作多目的研修センター

【駐車場】
BRT陸前矢作駅(駅前空き地)
矢作駐在所

*当日の運行など詳細は「下矢作灯篭七夕」の instagramをご覧ください。

【主催】
下矢作灯篭七夕祭組実行委員会・下矢作灯篭七夕伝承会

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