かつてこの地で起きたことを語り継ぐ
千年に一度といわれる東日本大震災により、多数の人命と歴史や文化の証を失った陸前高田市。
津波の状況、復興の経過、避難のあり方、今後の課題、被害にあいながらもそこに住んでいるからこそお話できることがあります。
そして再認識した先人から伝えられてきた遺訓の大切さを皆様に伝えて、これから起こりうる災害に少しでも役立てて頂ければと思い活動しています。
震災語り部とは
2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災地である陸前高田市。
あの日の津波の状況やその後の避難生活、そして現在の復興状況とこれからの防災について、それらを実際に経験した語り部が詳しく解説しながら、保存されている震災遺構を巡る震災学習ツアーです。
あの日起こったことを知り、防災を学ぶ。
被害を受けた日からそのまま保存されている「震災遺構」を見学しながら、東日本大震災を経験した語り部が解説します。
この地を訪れた皆様があの日のようなことにならないために、もう二度とあの日を繰り返さないために、私たちが学んだ防災についてお伝えします。
現在の復興と、これからを見る。
震災から10年以上が経ち、陸前高田市では大きな復興工事が終わりつつあります。また新市街地には新しい商店が次々に建設され、人々のにぎわいが再生しつつあります。
皆様がくれたあたたかいご支援と、私たちのまた立ち上がろうという思いの強さで、ここまで来れたということを、皆様に知っていただくために、復興関連地をご案内し、解説いたします。
震災と一緒に知ってほしい、陸前高田の楽しさ。
震災関連以外にも、陸前高田の観光スポットにご案内いたします。
被災地として名が知られている陸前高田市ですが、リアス海岸を体感するような景勝地、海と山と街を一望する展望台など、楽しさもたくさんあります。
私たちが愛している陸前高田を、観光スポットを巡りながらご紹介します。
陸前高田観光ガイド部会
会長河野正義さん
お客様に合わせた的確で分かりやすいガイドに定評がある河野さんは、「けんか七夕まつり」で知られる気仙町の出身。冷静で穏やかな人柄と内にある情熱のギャップが、たまらなく魅力的です。