高田松原海水浴場が国際環境認証「ブルーフラッグ」を取得しました!
高田松原海水浴場が、岩手県内では初となる国際環境認証「ブルーフラッグ」を取得しました!
ブルーフラッグとは
ブルーフラッグとは国際NGO FEE(国際環境教育基金)が実施するビーチ・マリーナ・観光用船舶を対象とした世界で最も歴史ある国際環境認証制度です。
認証基準を達成すると取得でき、毎年の審査を通じて、ビーチやマリーナ等における持続可能な発展を目指しています。
2023年5月時点で、世界51か国、5,036か所がブルーフラッグを取得しており、特にヨーロッパでの認知度は高く、ブルーフラッグビーチは「きれいで安全で誰もが楽しめる優しいビーチ」として、多くの人々が訪れます。
※一般社団法人日本ブルーフラッグ協会HPより一部引用。
国内でブルーフラッグ認証を受けている地域
2024年5月1日現在、国内では14か所(ビーチ12か所、マリーナ2か所)がブルーフラッグ認証を取得しており、高田松原海水浴場は2024年5月に岩手県で初めて認証を取得しました。
ブルーフラッグ認証プログラムは、SDGsの17ゴールのすべてに関連しており、ビーチでは4分野(水質、環境マネジメント、環境教育と情報、安全性とサービス)と33項目の厳しい認証基準を達成する必要があります。
基準を満たしたビーチ・マリーナ・観光用船舶は国際基準の証しである旗を掲げることができます。
高田松原海水浴場がブルーフラッグを取得
高田松原海水浴場が2024年5月に、岩手県内では初となるブルーフラッグ認証を取得しました。
高田松原海水浴場はかつて約7万本の松と砂浜が広がり、市民をはじめ多くの観光客が訪れた景勝地でしたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災津波によって壊滅的な被害を受けました。
その後世界中からご支援を頂き、約4万本の松の植樹や砂浜の養浜工事が行われ、2021年7月に11年ぶりの海開きが行われました。
ブルーフラッグの認証取得に係る審査では、主に以下の項目が評価されました。
きれいな海を維持する
1シーズン22回にも及ぶ水質調査で基準をクリアしたことや、市民や団体による海浜清掃活動が盛んに行われてきた地域性があること。
海のバリアフリー化
車いすでも砂浜の上を通行できるビーチマットや水陸両用の車いすを導入し、誰でも海水浴を楽しめる環境整備を実施したこと。
2023年8月にはユニバーサルビーチイベントが開催され、障がいのあるなしに関わらず、参加者やスタッフ全員で海を楽しみました。
※ユニバーサルビーチイベントの様子はこちらからご覧いただけます(YouTubeに遷移します)
安全管理体制の強化
ライフセーバーを2名配置し、海水浴を安全に楽しめる安全管理体制の強化に努めたこと。
2024年の高田松原海水浴場は7月13日(土)~8月18日(日)が遊泳可能期間となっています。
国際環境認証のブルーフラッグを取得した高田松原海水浴場で、夏の思い出を作ってみませんか?
皆さまのお越しをお待ちしております。