【観光施設】陸前高田 発酵パーク CAMOCY(カモシー)
CAMOCYってどんなとこ?「テーマは~発酵~」
2020年12月、陸前高田市気仙町今泉地区に新しい商業施設 「陸前高田 発酵パーク CAMOCY(カモシー)」 がオープンしました。
CAMOCYは「発酵」をテーマにした施設で、発酵を基本とした定食やデリ弁当、パン、チョコレート、クラフトビールなどを楽しむことができます。
また、本の販売を行う小さな書店「2坪」、誰でもポップアップレストランやワークショップができるキッチン付きスペース「ATELIER TERRACE」が併設されています。
施設名の「CAMOCY」は、日本語の「醸(かも)す」という言葉が由来。
「醸す」とは麹を発酵させて酒や醤油を作ることを指し、同時に“楽しい・明るい雰囲気を生み出す”という意味もあります。こうした想いを込めて、「CAMOCY」と名付けられました。
CAMOCYと醸造の歴史
CAMOCYがある陸前高田市気仙町今泉地区は、古くから醸造が盛んな地域です。かつては「醸造の蔵元」や、岩手県指定重要文化財の「旧吉田家住宅主屋」が並び、夏には「けんか七夕」が行われるなど、歴史と趣のある街並みが広がっていました。発酵は住民の生活に深く根付き、今泉の暮らしと切り離せない存在でした。
しかし、東日本大震災により町のほとんどが流され、多くの被害を受けました。蔵や建物は失われましたが、震災前に当たり前のようにあった「発酵の匂い」や「雰囲気」、「機械の音」といった記憶は、人々の心に今も残っています。
「元々あったものを形だけ戻すのではなく、地域に根付いていた発酵の匂いや雰囲気、音まで含めて取り戻したい」——。その強い想いが、CAMOCY誕生のきっかけとなりました。
知ってると楽しい!CAMOCYのこだわり
CAMOCYの外観は蔵をイメージしており、3つの屋根が重なるデザインは、かつて蔵が立ち並んでいた風景を彷彿とさせます。
「昔の町の雰囲気が少し戻ったね」「生まれ育ったあの町が帰ってきたんだ」と感じてもらえるように——。そんな想いが、この外観には込められています。
CAMOCYは、誰もが安心して訪れられる場所を目指しています。
館内や入口には、スロープ付きの入口、開けやすいスライド扉、誰でも利用できるトイレ、といったバリアフリー設備を設置。
さらに、授乳室や子どもイスも備えており、小さなお子さま連れの方にも安心してご利用いただけます。
CAMOCYの建物やテーブル、イス、本棚などには、地元のスギやマツの間伐材がふんだんに使われています。これらは、地元の製材所や家具店が製材・加工を行い、制作されたものです。
間伐材を廃棄せず、インテリアとして、あるいはエネルギー源として活用することで、持続可能な社会の実現を目指しています。
CAMOCYでは、期間限定のポップアップストアやフェアなど、さまざまなイベントを開催しています。さらに、地域の人々と協力して商品開発を行うなど、「発酵」をテーマに地域を盛り上げています。
ここでしか味わえない特別な体験が、これからも続々と生まれていきます。

過去に行われたストロベリーフェアの様子
CAMOCYは、言語や宗教、価値観の異なる世界中の人々が、日本人の食文化の原点である発酵文化を感じ、体験し、学び、持ち帰ることができる場所です。
微生物だけでなく、人と人も多様な交流を通じて化学反応を起こし、新しい価値や文化が生まれる——これがCAMOCYの考える「発酵」です。
無限の可能性を秘めた『陸前高田 発酵パーク CAMOCY(カモシー)』は、ぜひ訪れてほしいスポットです。
CAMOCY内の各お店のご紹介
● 🍚 発酵食堂やぎさわ
● 🍞 ベーカリーMAaLo(マーロ)
● 🍚 DELI and BENTO gentil(ジャンティー)
● 🍫 CACAO broma(カカオブローマ)
● 🍺 陸前高田マイクロブルワリー
CAMOCYでお土産を買う
CAMOCYをもっと知る
陸前高田市観光物産協会のYouTubeチャンネルでCAMOCYの紹介動画を公開してます!
このページでは書ききれなかった情報が盛り沢山ですので是非ご覧ください!
- 定休日
- 火曜日全館定休
- インターネット
- Free Wifi あり
- 所在地
- 陸前高田市気仙町字町308-5
- 駐車場
- あり(30台)
- 設備概要
- ・授乳室、子どもイスあり ・「ワタミファーム&エナジー 陸前高田しみんエネルギー」内はキッズスペースとなっており、おむつ交換も可能。 ・ウッドデッキテラスあり
- 電話番号
- 0192-55-3261(八木澤商店 方呼出)
- URL
- https://camocy.jp/