【寺・神社】閑董院宥健尊師堂
矢作町生出の「白糸の滝」の上流部にひっそりと佇む閑董院(かんとういん)。
真言宗の高僧・宥健(ゆうけん)法印は、元和6年(1620)に陸前高田でまん延した疾病を鎮めるため、21日間ものあいだ五穀を断ち祈願し続け、入定しました。その徳をしのんだ人々がこの地にお堂を建立し、宥健法印を祀ったとされています。
現在のお堂は、明治23年(1890年)に末崎村の古沢幸作棟梁を中心とした地元の気仙大工と、彫刻を担当した山形県の高山専蔵らが共同で造り上げたものです。
職人として卓越した見事な仕上がりとなっており、陸前高田市指定有形文化財となっています。