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アウトドアライフスタイルマガジン「TOLM」で東北のアウトドア情報を発信しています。

https://tolm-tohoku.com/

昆虫(特に蝶、蛾、トンボ)、貝類(海産でも陸産でも)の事であれば、だいたい答えられます。自宅で食肉製品(ハム、ベーコンなど)の加工をしてます。

感動する写真を撮りたくて、カメラを常に持ち歩くようにしています。趣味の農業は、種からスタートすることがこだわりです。一つ目は、芽が出た時「うれしい」、二つ目は、実を付けた時「うれしい」、三つ目は、収穫の時「うれしい、楽しい」。フェイスブックで写真・農業・仕事・タイポグラフィーなどの作品を紹介しています。

たかたコンテンツらぼのロゴや事業者さんの名刺、webサイトなどをこっそり制作させていただいてます^ ^

陸前高田の特産品といえば真っ先にくるのが海産物ですね。
私たちは、世界三大漁場のひとつ、三陸の海の幸の恩恵を受けて生活しています。
しかしながら、それだけではありません。
先日絵入れをした「米崎りんご」や「北限のゆず」、ブランド米「たかたのゆめ」などの農産品、気仙川のアユ、イワナなど川の幸もあり、春には自然豊かな地域ならではの山菜採りを楽しむ、ここまでは普通。ここからさらに達人たちは秋のきのこを楽しんでいたのです・・・。毒を持ち、食に適さない種類も多いきのこ狩りは素人には危険ですが、らぼメンバーには玄人がいた!高橋一成さんです。ということで、一成さんプレゼンツ、収穫した秋の味覚をみんなで調理してランチする『秋の収穫祭』を開催!陸前高田の秋の天然味覚事情を調査です!!

9:30  氷上山林道に集合。秋の味覚収穫スタート!

ナビゲーターの一成さん。

「探すぞ!」と思って歩くと、きのこじゃなくても気になる秋の草花だらけでなかなか先に進めない 。

一成さーん!この花は何??

テンション上がりっぱなし、目につく草花の名前を片っ端から一成さんに聞いて歩くこと30分、ようやく本来の目的“秋の味覚収穫”に集中できるようになってきました 笑。

見つけたら、

一成さんに確認してもらいます。なんのきのこか、食べられるのか。

食べてはダメなきのこは標本用袋に。
混ぜるな危険!

木の実や木の葉を堪能しながら収穫作業。クロモジのいい香り。

サルナシはあのフルーツの味。

甘酸っぱい。

 

トキイロラッパタケ

キクラゲ

アミタケ

各自夢中できのこを採ります。
正午を回り、ランチに十分な量になったところで収穫終了。お腹もすいてきました。

次は箱根山テラスへ移動し、標本づくりとクッキングです。

完成した標本です!

✖が食に適さないもの、✖✖が毒をもつもの。毒きのこ、結構たくさんありました。

さあ、いよいよクッキング。
メニューは収穫後にみんなで考えて、きのこ汁、きのこパスタ(2種)、バターソテーに決定。使うのはもちろん食用きのこだけです。

アミタケはきのこ汁に。塩水に入れて虫を抜きます。

トキイロラッパタケとオオイチョウタケはパスタに。

一成さんは手づくりベーコン、ゆうごは米崎りんごを差し入れ。(どちらも道の駅高田松原で購入できます。)

料理上手もそうじゃない人も、みんなで一緒にが楽しい。

ようやく完成!時刻は午後2時、みんなお腹ペコペコです。

いただきまーす!!!
食後は外のテラスに移動して、デザート&振り返り会。

<今回の学び>
・山のきのこや草花の種類の多さにあらためて驚いた。この自然環境を大切にしたいと思ったし、せっかくここで暮らしているなら陸前高田の動植物についてもっと知りたいと思った。
・最旬の食材を山に入って収穫し自分で調理して食べる、ほんのり原始的で野性的なこの行為は、多忙な日常からのリセットに効果的だと感じた。
・きのこは正しい知識がなければ手が出せないジャンル。知識豊富なガイドがいれば山遊びコンテンツとしてたっぷり楽しめそう。
・きのこ狩りはエンターテイメント要素が思った以上に高い!玉乃湯や箱根山テラスの宿泊とセットにして、自分で収穫したきのこと地元食材と組み合わせた贅沢ディナープランのような展開も期待できるのではないか。

 

カレー愛あふれる<らぼ・カレー部>は陸前高田の8町を体現するカレーの開発を始めました。
記念すべき第一回は米崎町。その名も「米崎バーモントカレー」!

米崎りんごをたっぷり使った、やさしさとスパイシーさが絶妙なハーモニーを奏でるカレーは大好評!りんごのピクルスもとてもいいアクセントになっていました。
次回はどの地域のカレーが誕生するのか…お楽しみに!

なお、今回のイベントでは手指消毒や検温実施など、新型コロナウイルスの感染対策を講じたうえで実施しました。

前編はこちら
絵入れ用のカッティングシートを貼ってから待つこと2週間とちょっと。
いよいよ「絵入れ米崎りんご」の収穫です!
ゆうごによると本来ならもう少し樹上で赤く色づけしたかったとのことですが、味のピークが迫っていた(甘くなるのが早かった)ことに加え、台風の予報が出ていたこともあり、少し早めの収穫となりました。

収穫までの間、強風が吹き荒れた日もあり、絵入れをした13玉のうち3玉が落下してしまいましたが残りの10玉は見事生き残りました!これだけで胸がいっぱい。

りんごのツルが折れないように樹から実を離すコツをゆうごが伝授。

採れたっ!

これらが絵入れして生き残った10玉!
色づき方もそれぞれです。

カッティングシートを剥がします。
最高にワクワクする瞬間、さあ、結果はいかに・・・

色づいた赤と色づかなかった黄色、絵柄がクッキリ出ています!
細かい部分もはっきり!!

絵入れ米崎りんご、完成です!!

完成したりんごはそれぞれで持ち帰り、
ゆうごはほんまるマルシェの米崎りんご販売コーナーに飾り、
まゆ姉はみちのく潮風トレイル踏破挑戦中のハイカーさんにプレゼント、
まいまいは翌日開催のカレー部会でらぼメンバーにお披露目してから美味しくいただきました。
シャキシャキで甘酸っぱいジョナゴールドでした!

<今回の学び>
・絵入れ作業をした時点で色付きの遅れている実(日当たりの悪い実)を選んで使用したので、色付きの足りない実もあったが、おおむね想像以上の出来映え。
・絵入れ方法について公開されている事例が少ない中でのトライだったが、来年にも商品化、体験化を目指して準備できるくらい具体的な課題が解決策と共に見えた。
・日光による植物の反応を利用した絵入れ体験は理科実験的な楽しさもあり、「そもそもなぜりんごは赤くなるんだっけ」を探求するに至った。学びの機会としても有用。

三陸ジオパーク、陸前高田にある11のジオサイトの一つ「雪沢スレート」をご存じでしょうか?
ここで暮らしていながら「雪沢」も「スレート」も“なんとなく知ってる”ぐらいだったらぼメンバー。そんな折、元三陸ジオパーク推進協議会職員で、現在「NPO法人みちのくトレイルクラブ」みちのく潮風トレイル統括本部長でありながら“スレートおたく”として名を馳せている 関 博充さんがスレートの様子を見に行くと聞きつけそれに便乗、関隊長のもと「雪沢スレート」を探検してきました。

雪沢スレート(三陸ジオパークHP)

中心市街地から車で15分ほど、国道から一本先に入った山間、別世界へワープしたかのような渓谷エリアが「雪沢」です。産業としてスレートが採掘れていたのは、ここ雪沢と宮城県登米市、石巻市だけだそうです。スレートとは約3億年前のペルム紀(古生代最後の紀)の泥が堆積して圧縮・変形した粘板岩で、丈夫で火に強く薄く裂けて加工しやすい性質から瓦と並んで屋根材等に使用されていました。


現地到着。黒いスレートの破片がゴロゴロ。

 
薄く、規則正しい層になっています。

 
金づちで平行方向に叩くとスッとスライス状に割れる!垂直方向はなかなか割れない!


嗅ぐ。無臭。


見学地の向かい「あの山は鉱山なんだよ!」と関さん。


川底に沈んでいるスレートを発見。


一帯にはスレート屋根の建物をあちこちで見れます。右側は関さんお気に入りのスレート屋根。


魚のうろこのようなスレート屋根。

恐竜時代よりはるか昔の泥が、地球上の生物の約90%が絶滅したといわれるペルム紀末の大絶滅を乗り越え、堆積し、岩となって地域の産業を支えた時代を経てここにあり、今私たちはこの手で触れて、金づちで割ってみている、というのはいかんとも表現しがたい、じんわりとした感動がありました。

探検隊は総勢11名(撮影者のこばだい含むw)。中央の長身男性が隊長の関 博充さん。

<今回の学び>
・地球の歴史を身近に感じる貴重な場所だが、現在自由に立ち入れる場所とは言えず、地域の魅力として打ちすことが難しい。保全を大前提として活用可能なものであるかの検討から始める必要がある。

※今回、触ったり、割ってみたり、記念撮影で手に持ったスレートはすべて元に戻しています。
スレートの持ち帰り等は厳禁です。

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