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春が旬!陸前高田市広田湾産わかめ

【陸前高田市広田湾産わかめがうんみゃあ理由】

陸前高田市のわかめ養殖が盛んな広田湾は、北から流れ込む親潮から豊富な栄養分が供給され、南から流れ込む黒潮と混ざり合うことで生育に適した水温となります。また、二つの潮がぶつかる激しい海流に気仙川が栄養分を運んでくることによって、肉厚で弾力のあるわかめが育つ環境になっています。ここで育ったわかめは、葉の切れこみが深く、肉厚で弾力があり、歯ざわりが良いのが最大の特徴で、葉も茎もメカブもそれ自体が食事の「主役」になれる美味しさを持っています。陸前高田市のわかめ収穫時期は3月~4月頃になります。

【陸前高田わかめ漁師の一日(収穫時期)】

陸前高田の春の旬の一つである、陸前高田市広田湾産わかめ。
今回は陸前高田市広田町にお住まいのわかめ漁師さんに密着し、3月~4月に行うわかめの収穫作業について一部ご紹介します。
※以下の作業時間は目安となります。また、作業工程は各家庭によって異なる場合があります。

1.午前6:00 船出港


出港して刈り取り場へと向かいます。出発から10分後に到着し、わかめを養殖しているロープ「けた」を機械で釣り上げて刈り取り開始です。

刈り取りの際は、わかめの葉が生え始める茎の部分から刈り取ることがわかめの等級を下げないポイントです。また、わかめの根元に位置する部分にある「めかぶ」も一緒に刈り取ります。

2.午前7:00 ボイル作業準備

同時間、船の帰りを待つ漁港では次の工程、ボイル作業に取り掛かれるよう準備が進められています。

3.午前9時頃 湯通し・冷却


刈り取り作業を終えた船が戻ってきました。すぐにわかめをあげてボイル作業に移ります。

 わかめを煮る

 90℃近い海水でわかめを煮ます。湯通しすると葉緑素の反応で緑色に変わり、いつも私たちが見る色鮮やかな緑色になりました。

 すぐに冷たい海水へ

 煮て湯通ししたわかめをすぐに冷たい海水で冷やします。短時間煮てすぐ冷やす工程により身がしまり肉厚なわかめとなるので、特に大事な作業です。

 袋に入れる

 冷たい海水で冷やした後は、わかめを袋に入れていきます。この袋詰めしたわかめを家の作業小屋に持ち帰ります。

4.午前11:00 塩蔵わかめ作業

 塩蔵わかめへ

 漁港から作業小屋に移動し、収穫したわかめを塩に漬け、塩蔵わかめにしていきます。塩蔵にすることは昔ながらのわかめの保存方法で、冷蔵保存で約3ヶ月間、冷凍保存で約1年間保存できます。

 芯抜き作業

 この日、こちらのわかめ漁師さんのお宅では、地域の方々がわかめの芯抜き作業のお手伝いをしていました。わかめの茎、葉の部分を分ける細かい作業ですが一つ一つ丁寧に行われています。

こちらの作業をしたのち、脱水や梱包等をして出荷となります。
消費者のもとに届くまで多くの工数をかけて加工作業が行われていました。

【記事を見ている方へ】


今年(2024年)88歳になるわかめ漁師、鈴木哲さん。
『わかめの食べ方はしゃぶしゃぶが一番最高。食べたら広田湾産わかめの美味しさが分かるから』と取材の際に笑顔で話してくれました。

わかめしゃぶしゃぶを堪能してみたいという方!実はわかめしゃぶしゃぶができる飲食店が陸前高田市内に4店舗あります。岩手県で初となる新・OMOTENASHIご当地グルメ「陸前高田ホタテとワカメの炙りしゃぶしゃぶ御膳」です。下記の記事でご紹介しているので、ぜひご覧ください。

※2024年4月19日現在、陸前高田ホタテとワカメの炙りしゃぶしゃぶ御膳は『カフェフードバーわいわい』のみ提供を行っています。ご予約の際は直接店舗にお問い合わせください。(ご予約は一週間前まで)

▽下記写真をタップするとリンク先に飛びます▽

【広田湾産わかめ販売商品】

お土産でご購入されたい方向けに、広田湾産わかめの販売を取り扱っている店舗をこれからご紹介します。

岩手県陸前高田市広田湾わかめ / 広田湾漁業協同組合

リアス海岸が連なる陸前高田で育つわかめは、とっても肉厚なのにやわらかい自慢の美味しさです。
一度食べたら、他のわかめが食べられなくなってしまう、そんなやみつきなわかめです。
陸前高田市広田湾産広田わかめの詳細はこちら!

岩手県陸前高田市広田湾わかめを購入できるお店はこちら!
道の駅高田松原俺っ家ほか

いかがでしたでしょうか?
陸前高田までお越しの際にはぜひ一度わかめを食べてみてくださいね。

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