縁側まちあるき
東日本大震災後、大規模な復興工事を経て、0から作られた中心市街地まちなか。
心地よい秋の陽気を感じながら、まちなかの縁側エリアをぷらっと散策してみませんか。
1. 「まちの縁側」で陸前高田の観光情報をゲット!
2. 11年ぶりに開館する「陸前高田市立博物館」で陸前高田の歴史・文化を知る
3. 「サロンドロワイヤルタカタ本店」で極上スイーツを堪能
4. 「みんなの家」でひとやすみ
縁側まちあるきのルートMAPはこちら!
1.「まちの縁側」で陸前高田の観光情報をゲット!
中心市街地まちなかの玄関 まちの縁側
まちの縁側は、陸前高田市の中心市街地“まちなか”に2020年1月にオープンした交流施設です。
設計デザインは世界を代表する建築家の隈研吾氏が、インテリアはファッション・テキスタイルブランド「ミナ ペルホネン」の世界的デザイナー、皆川明氏が手掛けており、気仙大工の意匠と暖かみのあるテキスタイルが見事に調和しています。
まちの縁側の施設内には、観光案内所、就労支援事業所が運営するカフェ、子育て支援スペースがあり、地域内外の人が気軽に集える「縁側」のような場所として活用されています。かさ上げした中心市街地のちょうど南側端部に建っていることも「縁側」として親しまれている理由です。
観光案内所では市内の観光に関する情報を発信しており、観光パンフレットも数多くあります。陸前高田に来たら、まずは観光案内所で情報をゲットしましょう!
2.11年ぶりに開館する「陸前高田市立博物館」で陸前高田の歴史・文化を知る
2022年11月にオープン 陸前高田市立博物館
まちの縁側から歩いて1分ほどの場所に、東日本大震災で被災した「陸前高田市立博物館」が再建されました!
陸前高田市立博物館は、同じく被災した「海と貝のミュージアム」と一体的に整備され、令和4年11月5日に開館しました。
博物館内には海と貝のミュージアムのシンボルとして親しまれ、国内最大のツチクジラのはく製である「つっちぃ」や貝類の標本を展示し、陸前高田市の動植物や海とともにある歴史、震災の教訓を知ることができます。また、常設展示している約7300点の資料のほとんどは、津波被害を受けたのち修復された収蔵品で、「文化財レスキュー」や「安定化処理」技術の構築など、多くの支援を受けて陸前高田市立博物館が復興を遂げたことも発信しています。
設計は著名な建築家である内藤廣氏が手がけ、屋上には街と海を一望できる展望デッキも設けられています。入館料は無料ですので、陸前高田市の歴史や文化、今の景色に触れてみるのはいかがでしょうか。
3.「サロンドロワイヤルタカタ本店」で極上スイーツを堪能
中心市街地の縁側エリアでお土産を買うなら、絶対に立ち寄ってほしいスポットはここ!
陸前高田市立博物館から歩いて1分ほどの場所に、おしゃれな空間が広がるチョコレートとスイーツの専門店が新たにオープンしました。その名も「サロンドロワイヤル タカタ本店」です。
サロンドロワイヤルは1935年創業で、世界最大のチョコレートの祭典「Salon du Chocolat」(サロン・デュ・ショコラ)で“世界の優れたショコラティエ100選”にも選出された老舗ショコラティエ。北米原産のクルミ科の果樹であるピーカンナッツの加工・販売を国内最大規模で手がけ、チョコレートや焼き菓子など数多くのスイーツ商品を販売しています。
筆者のオススメは、ピーカンナッツを使用したチョコレート。ピーカンナッツは苦みや渋みが少なく、奥深い味わいが特徴で、上品なチョコレートをまとった商品は甘いもの好きにはたまりません!ここでしか買えない陸前高田を感じられるパッケージデザインの商品もありますので、お土産としてもオススメですよ◎
4.「みんなの家」でひとやすみ
隣接する手づくりお惣菜屋で好きな料理を購入してイートイン!
2022年10月に「みんなの家」が中心市街地に再建されました。
みんなの家は、伊東豊雄氏、乾久美子氏、平田晃久氏、藤本壮介氏といった名だたる建築家が設計を担当した建築。被災した立ち枯れ杉を丸太に使用し、復興への想いと優しい木の温もりが感じられるシンボリックな家は、2012年当時は陸前高田市内の他の場所に建設されており、地域の集会所として利用されていました。その後復興工事によって2016年に一時解体されましたが、現在は保管していた部材を組みなおして中心市街地に再建されており、隣接する店舗、手づくりお惣菜を販売する「おかず屋和笑輪(わわわ)」と一体的に整備されました。
和笑輪(わわわ)では地元の食材を使用している料理も多く、全て手づくりといったこだわり。購入した料理はみんなの家でイートインすることもできますので、是非みんなの家で美味しい手料理をご堪能ください。