陸前高田マイクロブルワリー

―岩手沿岸初のクラフトビール醸造所
「陸前高田マイクロブルワリー」
発酵パークCAMOCYにお店を構える、岩手沿岸初のクラフトビール醸造所だ。
店主は陸前高田出身の熊谷さん。震災後にUターンし、2014年に「カレーとてづくりおやつ フライパン」を開業した。
様々な発酵がなされて始まったクラフトビール作りへの挑戦。どのような想いがあったのか、熊谷さんに話を伺った。

 

―クラフトビールへの想い
熊谷さんがクラフトビールに出会ったのは2007年。ビール好きだった熊谷さんが当時東京に住んでいた時に近所のお店で「よなよなエール」を飲んだのが最初の出会いだった。
震災後に陸前高田にUターンしてからは、地域の方々や一関市の酒造会社に協力してもらいながら「りんごエール りくぜんたかた」というクラフトビールを作った。当時はクラフトビール醸造に取り組むお金も知識もなかったが、熊谷さんの心の片隅には、「いつかは自分でクラフトビールを作りたい」という想いがあったという。
その想いをもっている時にCAMOCYの話をもらい、この話をきっかけに発酵するかのごとくクラフトビール醸造への挑戦が始まった。
ビールづくりという未知の世界への挑戦を始めてからは、熊谷さんの前にいつも大きな壁が立ちはだかった。海外からのタンクの輸入、税務署とのやり取り、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大・・前途多難の道を試行錯誤しながら一歩一歩進んできた。支えてきたのはクラフトビールへの想いがきっとあったからだろう。

 

―是非食べてほしい一品は
「発酵スパイスカレー~ローストクミンの酒粕チキンカレー~」
「発酵スパイスカレー」はフライパン営業時に提供していた「スパイスカレー」をCAMOCYのテーマでもある「発酵」と絡めて作ったメニュー。
お米はターメリックライスを使用し、ココナッツオイルを入れて炊き上げることで、ほんのりココナッツの香りがするのが特徴だ。
カレーは数種類のスパイスに加えてココナッツミルクと酒粕(発酵食品)を入れている。独自のブレンドにより、スパイシーだけどマイルドという表裏一体を実現。最後に鼻から酒粕の香りが優しく抜けていく発酵の良さを詰め込んだカレーに仕上げた。
発酵食品であるヨーグルトに一晩漬け込んでいるチキンは臭みがなく柔らかい。付け合わせの「アチャール」(インドのカレーに付く漬物)にもスパイスの香りをつけているので、孤立することなく料理全体にうまくマッチしている。

またクラフトビールだけでなく「ジンジャークラフトコーラ」や「米崎りんごコンブチャ」などのソフトドリンクや「パウンドケーキ」「スコーン」といった手作りおやつも提供している。ビールが飲めない方でも十分楽しむことができるだろう。

スパイスが効いていて本格的だけどマイルドで食べやすい。熊谷さんの熱い心と優しい人柄を表すかのような発酵スパイスカレーは是非食べてほしい一品だ。

 

―待ち合わせは小さな醸造所で
2021年1月末に待ち望んだ醸造タンクが中国から陸前高田に到着した。様々な手続きを経て醸造をスタートさせる予定となっている。

瞼を閉じて想像してみよう。春夏は風が心地よいテラス席でビアガーデン、秋冬は室内の薪ストーブを囲んでゆっくり飲む姿を。
きっと陸前高田マイクロブルワリーのおつまみとクラフトビールを片手に、仲間たちと楽しい時間を過ごす光景が目に浮かんでくるはずだ。

それでは今夜も乾杯しよう。もちろん待ち合わせ場所は「小さな醸造所」だ。


動画も是非ご覧ください!(マイクロブルワリーは15分37秒~19分23秒)

所在地

陸前高田市気仙町74-1 陸前高田 発酵パーク CAMOCY(カモシー)内

営業時間

11:00〜21:00(日・月・水・木・金・土)
※ラストオーダー20:30

席数

40席(CAMOCY内 公共テーブル36席+公共2人掛けソファー×2)

駐車場

30台

定休日

火曜日

詳細

支払い:現金・クレジットカード・電子マネー/スマホ決済・交通系ICカード
Facebook:https://www.facebook.com/rikuzentakata.m.brewery2020
Instagram:@rikuzentakata.m.brewery

連絡先

070-4283-0852

地図